SSブログ

BEAUTIFUL DAY [日々雑感]

rockin'onがRADIOHEAD「OK COMPUTER」特集で、どうして今?と気になって
思わず手にしてしまいました。読んだらどうしても今すぐ聴きたくなって、だけど今は手元になくて
こちらも思わずゲットしていしまいました。浦沢直樹さんの20世紀少年も終わったね。
(完結編は「21世紀少年」でしたが)せっかく最終話に辿りついたというのに、咄嗟に
「カツマタ君て誰…?」なんて、ダメダメな読者でした。
心の中で、浦沢マンガへの愛と読み込みが深くてストーリーに抜群の記憶力を発揮していた
劇場で一緒だったS君の名を叫んでました。「ねえ、カツマタくんて?!」

今日は、素敵なことがありました。小さな奇跡と呼びたいような。
懐かしい友達と偶然に会えました。
RADIOHEADと一緒にゲットしてきたU2のシングルコレクション、1曲目は「BEAUTIFUL DAY」。

昨日がプロットの提出期限で、ずっと考えていて夜中に一応原稿は出来上がったんだけれど
流れがどうもしっくり来ていなくて、不満があって昨日は演出家さんに送れなかったの。
それでも大枠は大体つかめているから、この段階ではこれでしょうがないけど
一晩寝て読み返したら送ろう……と考えながら今日を迎えていたら
夕方の街で、ふいに「解決案」が降ってきたの。
「あ、来た」と思って逃がさないように、近くの珈琲屋に入ってパソコンを立ち上げた。
コンセントがなかったからバッテリーが切れるまでの時間を、
昨日書き上げた原稿の骨子を大改造する勢いで夢中であらすじを押さえた。
そしたらちょうどバッテリーが切れる時間。
声をかけてきてくれた、あまりにも懐かしい友人。
本当は私が扉を開けて入ってきた瞬間から声をかけようと思ってくれてたんだって。
けれど、あまりに久しぶりすぎて&私がいつまでもパソコンから顔を上げないから
どきどきしながら声をかけてくれたそう。
私もすぐに分かった。“そういうもの”かもしれないけど、お互いホント“変わってない”ね!

彼女と初めて会ったのは、私が高校2年生。彼女が高校1年生の時。
区が主催の日中青少年友好キャラバンという中3~高校生が7人くらい中国に派遣されて
現地の高校生といろいろ交流を図るプロジェクトがあって
そこで一緒に中国に行った女の子だったんだ。年が近くて一番仲がよくて。
でも戻ってきた後は住んでる地域や学校、学年も違うから
一介の高校生にとっては、なかなか接点がなくなって。
だけど、会った途端にお互い笑顔や暑い夏の景色を思い出した。

彼女はずっと国際的なボランティア活動に興味があって、それにまつわる機関で働いていて
今月の半ばからは2年間ネパールに赴任するところだったんですって。
彼女にとってもその街のその喫茶店は、本当に久しぶりに訪れたとのこと。
私も、その場所は偶然以外のなにものでもなく。
こんなことってあるんだ……ってとても嬉しくなった。
なんだか単純な喜びよりも、今このときに彼女と偶然に出会えたこと、
そこに意味があるような気がして
言葉にならないような理由に、心が少し瑞々しくなりました。

本当に、こういうことってあるんだね。こんなに人も店も溢れているこの街で。
“その時”が訪れれば、きっと“その時会うべき人”に会えるのかな。
まるで歌のように。
たとえば、離れてしまっている人に。
必要な力や“気づき”をくれる人に。
心の中で呼びかける、会いたい人に。
今日の夕方に訪れた小さな奇跡。

先月は本当にたくさん舞台を観た気がする。
月末のラストは、駅前劇場「すずらん通り数え歌」回転ozora
サンシャイン劇場「ドリル魂」扉座
インプットに徹したせいか、今月は怒涛のアウトプット月間。

29日は高校演劇の初演。「高校演劇」の世界で、初めて作品が上演されたことになります。
高校演劇デビュー!!(笑)
大人の手がまったく入っていない舞台。キャスト6人による、1時間弱の作品。
演出もスタッフワークも歯がゆさ満載、
もっとこうすれば……って思ってしまう未熟な点はたくさんあるけど
それでも本当にこの子達が、演劇とこの作品を好きでいてくれることが強く伝わってきた。
ありがとうって思った。
プロのキャストである子どもたちと創りあげる舞台とは、また違う地平で。
高校生たちは、次の週末に控えた大会に向けて、これから追い込み稽古みたい。

それから急遽なのですが。
横浜フリンジフェスティバルに関わるかも、とは書いてましたが
そのフェスティバル会場特設テントにて、今月21日に自分の本を上演することとなりました。
それが……演出まで。
小さな作品なのですが。まさか演出をやることになろうとは。しかも21日が本番で。
なんだかもうねぇ……遠い空を見つめるしかないです。

本職、ホン書きは、締切が今月30日。
顔合わせの日を考えると全然アソビなし。ジャスト、この日の朝。
先日チャリTの楢原さんに会ったときに、本と演出の案件を同時に4本くらい抱えているそうで
「どうやってやってるんですか?」と思わず聞いたら、
「根性で。」との答え……しかも本当にげんなり疲れきった顔で……(笑)

そうだよね。根性しかないよね。
そしていい作品を創りたいし。創りたいものはあるし。
創れないのなら、それはプロではないし。
ひとつずつ課題をクリアしていくしかないよね。
提出したプロットの結果を聞くまでの時間で、21日の上演作品をキャストに合わせて手直し、です。
記憶が飛びそうな月になりそう。
無事に乗り切れますように!


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:blog

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。