SSブログ

いよいよ、「空のハモニカ」再演が動き出します!再演に寄せてのご挨拶。 [てがみ座「空のハモニカ」]

2013年夏のてがみ座が動き出します!

先日お届けいたしましたDMに綴らせていただいたご挨拶……
そうなんです。いよいよ始まるのです。ここへも転載させていただきます[ぴかぴか(新しい)]

「空のハモニカ」京都・東京二都市ツアー

s-OMOTE(確定).jpg

s-RIMEN(確定).jpg

初めての座・高円寺1での上演、そして初めて京都の地、京都芸術センターで上演する機会に恵まれました。旗揚げからずっと見守ってくださる皆さま、そしてこれから出会う新たなお客さま……少しでも多くの方に舞台をお届け出来ますことが、とても嬉しいです。

この作品は、金子みすゞ(本名 金子テル)が「みすゞ」という名を棄てて生きた、最後の数年の物語です。山口県の仙崎という小さな漁村、銀紙を撒いたような海、そして下関の表通りや細い裏道――多くの景色を抱きながら、テルの心を見つめ、寄り添うように書きました。彼女の芯の強さ、眼差しの透度、不器用な頑なさ、ぎこちなさ、大切なものへ寄せる想い……そうしたものを見つめていると、女性にとっていつの時代も変わらない、生きる価値観のようなものが胸に迫ってきます。

この作品を初演したのは2年前。
上演後、大きな反響をいただき、ほんの100人も入れば満員となってしまう小劇場だったのにも関わらず、演劇批評誌『シアターアーツ』において、その年のベスト舞台第7位に選んでいただくことができました。

また公演を通じて、たくさんの御縁に恵まれ、みすゞさんの愛娘である「ふうちゃん」こと房枝さんとも実際にお会いして、お話を伺う機会をいただくこととなりました。
今回は再演に向けて、房枝さんから伺ったご自身の物語、また母であるみすゞさんへの想い、そうしたこともより深く編んでいけたらと思っています。
演出は、初演に引き続き扇田拓也さんです。初演から倍以上に大きくなる劇空間で、共に、この舞台に新たな生命を宿すことを目指します。演劇という劇場空間での体験を通して、みすゞの眼差し――空と海のあわいを描き出していきたいです。

たくさんの方にご覧頂きたい作品です。是非、お友達などお誘い合わせの上、お越しいただけましたら幸いです。(特に京都方面にご友人がいらっしゃいましたら…!)皆さまのご来場をお待ちしています!
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。