SSブログ

空はどこまでも広く深く [てがみ座「空のハモニカ」]

今日、てがみ座「空のハモニカ―わたしがみすゞだった頃のこと―」、
本編第1稿が最終地点まで書き上げられました。
「本編」と言っているのは、もうひとつ別な軸が存在していて、
そっちがまだ書き上がっていないから。だからまだ正式には脱稿していないんだけれど。
それでもここまできました。この最後の地点まで。
第1稿といっても、ここに出すまでにたくさんの原稿を書いて破棄して繰り返しているので
書きっぱなしっていうわけではないのだけれど、
それにしても、ずっと、ずっとずっと書いていました。
本当に、精魂を注ぎ込んで。

だからこそ、辿り着ける場所があると信じているのですが。

稽古場では途中までの台本でどんどん稽古が進行していて、
書き上がったばかりの最後までの原稿を持って、嵐の中を稽古場へ。
数日間稽古場を空けただけなのに、
全員が見違えていて、台詞も既に入っていて、
新しい顔がどんどん出てきてる。
新しい関係性がどんどん生まれている。

いやぁ……私も本気だが、みんなもすごい。全員本気だ。

扇田さんの演出、といいますか、
作品を創る筋道や手法も、すごく素敵だと思う。あざやかに。
役者の魅力がぐいぐい出てくる。稽古なのに目が離せない。

帰り道、渋谷の駅で、握手。
まだ脱稿していないけれど。
作家と演出家、それから俳優。スタッフの皆さん。
それぞれ専門の、自分の道がある。
お互いがお互いの道で精進して、全員の力を結集させよう。
いい作品を創ろう……って。讃え合うような気持ち。

今夜、ゆっくり眠って、明日からまたまだ書いていないシーンに向かいます。
でも、小さな一区切りの夜なのだ。

今回の作品は、たくさんの空を見ながら書いています。
ほんとうの空ではなくて、心の中の空を。
深く澄んだ空を。


取材の帰りに飛行機の中から見た夕陽。
P1000275.jpg


空はどこまでも広く、深いのでした。
P1000279.jpg
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:演劇

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。