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映画「RENT」 [映画]

お久しぶりです~!
なんだかここのところ本当に慌しくて、あっという間にカレンダーがめくれてく感覚。
昨夜も、待っていた資料がようやく上がってきたので
イメージを固めて仕分けをしてフラッグをつけて……なんてしてたら、朝がもう間近。
さすがに寝なきゃと思ったけど、頭の中のクールダウンに時間がかかっちゃって
そう簡単には眠れなくなっちゃってるんだよね。
なので今夜は、(私にしては)早めに帰ってきて少しリラックス。
こうしてブログも書いて、ギターを弾いたりお風呂で本読んだりして……
今夜こそは早めに寝ます!
こげな毎日つづけとったら、美容と健康によくなかとですよ!!

忙しい中で、迷惑をかけてしまったり充分な仕事ができなかったり
遣り残してしまったことや後悔することもあるけれど、
とりあえずは目の前のことをクリアしていくことに集中!
今週末からはいよいよ、『フレンズ』の稽古が始まりますしね♪
新しい気持ちで、また〝はじまり〟を迎えるんだね。

こう忙しくなってくると、本当に大切になってくるピンポイントでの心のエネルギーチャージ!
その日歩き出すときにいちばん最初に聴く曲。ヌーノ。本。

そして、映画。

この間ついに、映画「RENT」を観にいけました!!!
(←ゴミ―ズの皆さん、観られた?抜け駆けしちゃってたらゴメン。
このメンバーとは張り切って封切り翌日に集って行ったら、全回売切であっけなく敗北)
観にいった回、朝イチくらいだったのにもう最前列しか席が空いていなかったのが残念だけど
映画は本当に嬉しかったです!

というわけで、今日は映画「RENT」について!
(今から観ようと思っている人は、この先は読まないでね♪)

舞台と映画は全然違うし、ロジャーが……おぢさんじゃん……とか色々あったけど
「RENT」をよく分かって愛しているチームがこの映画を作ったんだってことが
とにかく伝わってきて、そこがまずとても楽しかった。
できる限り初演オリジナルキャストを集めて作られたこの作品、
もう〝歌がいい!〟とかは改めて書かないよ!
私も、そしてこの作品を好きな人の多くは、どの曲も一緒に口ずさめるくらい身体に入ってるから
歌でのベストキャストが揃わない限り……映画化は絶対にムリだったと思う!
この土台があるから、
どんなに独自の解釈や映画オンリーのシーンが入ってきても大丈夫。
一緒になって楽しめる!

監督・製作はクリス・コロンバス、
「ハリー・ポッター」シリーズの最初の2作の監督だけど
つくづくエンターテイナーなんだって感心。
「RENT」の舞台は、貧乏な芸術家たちと浮浪者たちのたむろする89~90年のイースト・ヴィレッジ、
映像のどこを切り取っても、私がイメージするところの最もアメリカらしいアメリカ、
〝今はもう姿を消した〟その街の魅力がまるごとぎゅっと詰まってる。
自転車にカメラを括りつけて街を疾走するマーク、
古いロフトの一室でギターを弾くロジャー、その背中に見える褪せた色の空。
アベニューの様子、生きてる人々。
ナンバーをどういう演出にするかとかも悩みどころだと思うんだけど
特に、オープニングナンバー「RENT」とマークとジョアンナの「Tango:Maureen」は、
映画ならではのスケールで、曲が終わった瞬間、本当に思わず笑顔に!
「オペラ座……」なんかは舞台美術から荘厳で
映画化した時のナンバーの演出も、なるべく舞台そのままに忠実だった気がするけれど、
「RENT」で言うなら、新しいアイディアでお届けいただいている感じ。
あとは、ミミがとにかく可愛くて「キャットスクラッチ・クラブ」関係シーンはとにかくお気に入り(笑)
そしてジョアンヌが心底キュート!
この2役が、歌もうまい上にようやく可愛くなって
(舞台では歌唱力重視すぎてあんまりカワイクなかった印象)
観てて幸せでした♪

1996年1月にオフブロードウェーで幕を開けた「RENT」。
ドラッグ・同性愛・HIVを真正面から取り扱ったテーマもさることながら、
この作品が語り継がれることとなった最初の要因は、
脚本・作詞・作曲をすべてひとりで手がけてきたジョナサン・ラーソンが
プレビュー公演初日の早朝に、大動脈瘤の破裂で、35歳で突然にこの世を去ったこと。
亡くなる数時間前の最後の写真は
楽屋で、仲間に向かっておどけてコンバースを掲げている笑顔のショット。
ジョナサン・ラーソンは、
7年間温め続けて来た作品を舞台上で観ることはできなかったけれど
4月には、オフブロードウェーからブロードウェーのネダーランダー劇場に進出、
この年のトニー賞・ピュリッツァー賞などを受賞。
今でも、舞台の幕は降りていません。


インファナル・アフェアⅢ [映画]

DVDを借りたので、早速観ました!とても楽しみにしていたの、このシリーズ。
Ⅰがとにかくプロットが秀逸。度肝抜かれるほど面白くて、
Ⅱは、今から思うとストーリーの大筋とはあまり関係なかったけれど、
香港の混沌とした様相や時代の大きなうねり、斜陽の中で描かれる
味ある脇役のバックボーン・悲哀が、目が離せなくなるほどリアル。
で、すべての謎がここで明かされるという……Ⅲ。

面白かった…のかな…?どうだったんだろう?
Ⅰ・Ⅱを観た時からちょっと時間が空いていて、その分、登場人物がわかりにくくなってて
混乱した点はあったけれど、映画としては悪い作品じゃなかったと思う。
どこまでも下降を続けていくエレベーターの映像のプロローグも
最高の暗示だと思ってゾクゾクしたし。
でも、〝インファナル・アフェア〟シリーズとしては、やや納得いかない感じ。
独立作品みたい、どうしてだろう?ってエンディング観ながら考えて、気づいたこと。

私が、これまでこのシリーズで感じていた最大の魅力は、〝ミックスアップ〟にあったんだ。

絶対的な事情を抱えた二人の男が、全身全霊を賭けて相手と(時代と)、
そして運命と対決していく中で描かれるミックスアップ。
それぞれは、当初は野心や目的があって挑むんだけど、相手と対峙するうち、
次第に意識が真空になっていく。
さらに、研ぎ澄まされた高みの中での最後の対決。
一人ではその高みにまでは昇りつめられない。
力と精神、すべてが拮抗する、真逆の二人がいて、はじめて到達できる地点。
その昇りゆく様が、私にとっての最大の魅力だったんだ。

だから、このⅢでは、これまでのシリーズで描ききれなかったディティールが埋められるんだけど、
ヤン(潜入捜査官/アンディ・ラウ)もラウ(潜入マフィア/トニー・レオン)も、
描かれるべき過去は、実はもうあまりなかったんじゃないかと思えたの。
ここで描かれていたのは、精神科のリー先生(ケリー・チャン)と心を通わせていく生前のラウの姿と
一人相撲のような卑屈な闘いの中で、「善人でいたいんだ」と叫びながら倒れていくヤンの結末。
それぞれの、最も〝弱い部分〟がクローズアップされていたように感じたんだ。

だから、この作品としてはこれでいいのかもしれないのに、
私は、こういう部分見なくてよかったんだけどな、って思ったのかも(笑)。
ミックスアップを演出するには、このⅢにはもう、
それほど拮抗する力が存在してなかったんだね。だって、ヘタすると、ヨンが主役……。

でも、サムの暴君っぷりと、好きだったキョンちゃん(サムの手下)が再び観られてかなり幸せ。
あとは大好きなケリー・チャン!いっぱい出てて、嬉しかった!
「冷静と情熱のあいだ」でもそうなんだけど、ファッションもほんとうに素敵。
シンプルでさりげなくて質が高い、最高の〝仕事スタイル〟!
そして、アンディ・ラウがにやにやしてて、かなり可笑しかった(笑)

って。なーんでこんな真剣に書いちゃったんだろ。びっくり。
いや、でも大好きだから、このシリーズ。
だからだよ。だからだよね。だからです!
この〝好きなものに対するパワー〟、ほんと自分で呆れる(笑)
あ、マトリックス三部作よりかは、断然上でした!
だって、ラストにⅠへのループを描いたところに〝気合〟と〝美意識〟を感じたもの!

ねえ。でもさ。……ⅠとⅡで残されてた謎って、なんだったんだっけ?(笑)

さて、明日からまた劇場です♪
今日は後輩の結婚式二次会で、とても楽しい時間を過ごしたよ。
やっぱりミュー研の仲間が集まると、ほんとに賑やかで面白いんだよね。
福岡に訪ねにいった友人とも久しぶりに再会☆☆☆彼女、東京勤務になったのだ。
ふたりで〝福岡に行きたいね~〟話をしてました。


RENT in movie! [映画]

家に帰ったら、心の友あっちゃんから素晴らしいメールが!
「RENT」のムービー告知サイト!ちょっとだけど、ナンバーも聴けます。
「Seasons of Love」のMOVIEもあります!
大好きな……私のいちばん大好きなミュージカル!
最初に出会ったのはシビックホールの柿落とし。でも全然ダメ。
そしてNY、NEDERLANDER THEATRE!これで本当に判った。
この作品があるから、今、私はここにいるの。
RENTについてはいつかまた。
映画化うんぬんなんてもういい。ナンバー聴いたらどうしても観たくなっちゃった。
11.23.05、待ち遠しいよ、すっごく!
(日本ではいつ上映……?)

RENT in movie!!

ついでに、「RENT」の中から、私のとても大切な歌、(サイトの告知ナンバーにはないけれど)
電車の中で聴いてても、泣きそうになる歌。

  「Without you」

  Without you
  The ground thaws
  The rain falls
  The grass grows

  Without you
  The seeds root
  The frowers bloom
  The children play

  The stars gleam
  The poets dream
  The eagles fly
  Without you

  The earth turns
  The sun burns
  But I die
  Without you

嬉しかった!RENTサイト、明日もっとよく観る!
今日は、明日早いからもうこれで。


DEEP BLUE [映画]

最近は、なんだか劇場関係のアップダウンが激しくて、テンション維持が難しい。
たぶん体調もあまりよくなくて、些細なことでダメージ負って。

でも、そういう時だからこそよく分かること。

笑顔って本当にすごいんだね。笑うって!
一人で笑顔になるのが難しくても
そばにいてくれるひとに話して、遊んでいるうちに、
いつのまにか気持ちがあかるくひろがっていく。
心から、笑ってる。
そうすると、嘘みたいに元気が沸いてくる。

〝分かってること、何を今さら〟って感じなんだけど
生命の奥底の一番のパワーは、笑顔から生まれるのかも。
それは、たとえばどんな病気さえも治してしまう可能性を持つもの。
遠い夢でも、叶える力を持つもの。

だけど、どんな時も笑顔でいることは、本当に難しいことだから
一緒にいる人との時間が、とても大切なものになるんだ。
交わすコトバ、気持ち、過ごす時間、映る景色……。
二度とはこない一瞬。
いつも笑顔をくれるひとに、あげられたらいいね。
私も、全部を。


そんな毎日ですが(笑)、最近買ってきたDVD『DEEP BLUE』SPECIAL EDITION。

生物界が大好きな父にあげようと思ったんだけど、まずは観る。
そして、かなりの衝撃。
圧倒的に厳しく美しくシビアなドラマ。剥き出しの生命が、画面一杯に拡がる。
目が離せない。
最も衝撃的だったのが、コククジラ親子とシャチのドキュメンタリー。

餌場を求めて旅をする、コククジラのお母さんと、生まれて3ヶ月の子ども。
それを付け狙うシャチの群れ。お母さんと子どもを引き離していく。
6時間以上にも及ぶ追跡で、ついに子どもの体力がなくなったとき、
シャチたちは、子どもクジラの上に乗るの。水面に出られないように。
シャチの下で、呼吸ができなくて苦しそうにもがく子どもクジラは、
やがて静かになる。……溺れて。

お母さんは、一人になっても、行くべき餌場を目指して泳いでいく。
シャチたちが食べるのは、子どもクジラの舌と下アゴだけ。たったそれだけ。
そして時間が経って、海の中に沈んでる、かつて子どもクジラだった骨。

こんな映像、初めて見た。まぎれもない真実。
果てしなく深く蒼く拡がる外海で、カメラが捕らえた僅か一握りのドキュメンタリー。
太陽の光をキラキラ反射させながら、波を切るように走る、数百ものイルカたちの群れ。
宇宙よりも遠い場所、最も深い闇の中で、色をなくして生きる生物たち。

ここに生きるものたちと私たちが同じ生命だとしたら、
私たちはなんて弱く、小さなものに捕らわれてるんだろう。

なんだか、シンプルに強くなりたいときに、繰り返し観ることになりそうなDVDです。
父には、貸すだけに……、いや、もう一本買いますデス(笑)。


インファナル・アフェア [映画]

OFF!最近ハードだったから逃げ切り~って感じ。昼まで睡眠とってやっと復活。
起きぬけでコーヒー入れて、友達から借りたDVD「インファナル・アフェア」を観た。

アンディ・ラウ×トニー・レオン×ケリー・チャン、
シャープなプロット、スピード感のあるカッティング、音楽。
場末の臭い食堂、エセなタイ人&マフィアのふとっちょサム、
雨の向こうの街を透かす汚れた窓、そこに佇む黒いジャケットのヤン。
麻薬取引の攻防戦、窓に指で打ち付けるモールス信号。
ゾクゾクするようなシチュエーション。
逃げ場が閉ざされて、名前(身分)もなくし、残されたのはこの身体ひとつ。
緊張感と、絶対的な孤独。使命。
心を寄せる人には甘く緩みすぎる、どこにでもいる人間でも。
戦うべき場所は自分で分かってる。


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