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鎌倉なつやすみ遊び [日々雑感]

8月2日、演劇博物館にて水族館劇場野外公演「谷間の百合」をお手伝い。
午前中には雨が降っていて上演を心配したものの、午後からは陽が差して安堵、
でも16時の開演直前15分前に、強い強い雨。
屋内での上演に切り替えるかどうするか、水族館劇場主宰の桃山邑さんが空を睨む。
ぎりぎりの葛藤の沸点、開演5分前、空が明るくなってきて、野外公演上演の決断が下される。
雨の中、演劇博物館前に並んでくださっていたお客様は誰一人お帰りにはならなかった。

伝説のストリッパー一条さゆりを演じていく、水族館劇場看板女優 千代次さんと鏡野有栖さん。
切々とした迫力が胸に迫る。水族館劇場のメンバーたちも総出演。
上演中も、雨が降っては止む空の下で、水溜りの上で演じられる哀切な物語と
幾重にも取り囲むお客さまの心が、強い絆でむすばれ、ひとつ上の次元に消化されていくような場を体験。
二度とない劇空間を共有できた、確かな感触。
お手伝いできて、居合わせられてよかった。


そういうわけで、今日は代休でお休み。

一日夏休みということで、100%自分のためだけの時間!
晴れた空の下、夏休み遊びして来ました。
もうね、絵に描いたような一日夏休み。

日本劇作家協会の研修科、井上ひさしさんの先輩研修生である
劇作家 石原美か子さんと鎌倉で待ち合わせ。

朗読会、のような、何か。ができないものかなぁと鎌倉の喫茶店を散策。
すごく素敵なお店に出逢う。
小さくても劇的な充実感が満ちる、いい企画ができたらいいな~。

銭洗弁天と佐助稲荷も散策。
鳥居をくぐって真っ暗なトンネルを通り抜ける銭洗弁天と
紅く連なる鳥居とたくさんの狐に迎えられる佐助稲荷は本当に非日常の異空間。
大仏の背中に通じる山道にすこしだけ踏み入って、
明日これで筋肉痛になるかも、な運動不足っぷり!
久しぶりに足を使った……(笑)

佐助稲荷に行きたかったの。
というより、佐助ヶ谷(さすけがやつ)と呼ばれる地に行きたかったの。
頭にあったのが、“このあたり佐助ヶ谷に朝夕の刻を告げる……”というせりふ。

今年の春に、彩の国さいたま芸術劇場で上演されていた「ムサシ」の舞台。
井上ひさしさんの新作、蜷川幸雄さんが演出、
藤原竜也と小栗旬、W主演のこの舞台、ご覧になった方も多いはず。

舞台は、降るような蝉の音につれて、竹林の中から現れてくる小さなお寺。
それがどんな場なのか、感じてみたかったの。

せりふ、全部は覚えていないので、引用しますね。
本編冒頭、とても印象的な立ち上がりのせりふ。

【『ムサシ』―井上ひさしさん】

「いま、ここに、めでたく誕生のときを迎えたわれらが宝蓮寺は、この鎌倉でもっとも、
小さな禅寺であります。 たとえば、地蔵菩薩さまを置いた仏殿がない、このあたり
佐助ヶ谷に朝夕の刻(とき)を告げる梵鐘もない、だから鐘つき堂もない、禅僧たちに
朝夕の刻を知らせる青銅づくりの雲版もない、禅僧たちを講堂に集める合図の太鼓
もない。あるものといえば、講堂、庫裏、講堂と庫裏をつないでいる廊下、そしてこの
引磬だけです。
このように宝蓮寺はまことに小さな寺……ではありますが、しかし、じつは、ここは、
鎌倉でもっとも大きな禅寺でもあるのです……」

笹の葉の間を風が走る、ザザザ……という音が聞こえてきそうな、舞台空間。
佐助ヶ谷の裾野を歩いたねぇ。せりふを足で辿れたかな。

お土産に鳩サブレ(やっぱり、おいしいよね)とかまくらカスター。
すごい気合いの入った観光客だ(笑)

かまくらカスターも買いたかったの。

吉田秋生さんの『海街ダイアリー』シリーズ読んでると
かまくらカスター食べてみたくなるよね?! ……ね?
お読みでない方は、これはほんとうに傑作なのでぜひ一度!

吉田秋生さん、前にも書いたかもしれないけど
『BANANA FISH』で私の人生変わりました。

というわけで、たくさん遊んだ帰り道、
鎌倉駅の空。

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ガリレオ・ガリレイと世界天文年 [日々雑感]

こんばんは!
雨が上がったばかりの宙、かえりみち、星がたくさん見えました。

最近とても興味がある天文について。
ちかごろは、主宰の演劇ユニット「てがみ座」にて6月に上演する新作を通じて
国立天文台の若手研究者の方々にいろいろお教えいただく機会を得ています。
メディアなどでも話題になっているので
もうご存知の方も沢山いらっしゃると思うのですが、
今年は全世界的にきめられた『世界天文年』というスペシャルイヤーなのです。

1609年、ガリレオ・ガリレイが初めて望遠鏡を宇宙に向けてから400年。
そう。
ガリレオは、はじめて望遠鏡を発明した人物ではなく
初めて「望遠鏡で宇宙を見た」人物。

その瞬間、ガリレオは
世界を支配していた“信仰に拠る物語”が瓦解していく音を聞いたのだと思う。

それはあまりに大音響で鳴り響いて、彼が居る世界を変えてしまった。
たったひとり、これまでとは違う世界へ歩き出した。
ありのままの真実を目にした彼は、
もう二度と、偽りの物語の中に戻ることはできなかった。

彼は最初に、月の満ち欠けを丹念に観察し、クレーターが太陽の光を受けて
穴の縁(フチ)から奥のほうへ光が届いていく様を観た。
それは、地球上で山々の稜線が朝日に照らされて輝き、
日が昇るにつれて麓の村々が明るくなっていくのと同じ。
即ち、月は鏡面でも、水晶のかたまりでも、ましてや神々の世界でもない。
ならば地球も月と同じ、自ら光を発する星ではない。
地球は太陽の周りを巡る惑星なのだと解き明かしていく。

地球が、あの小さな月と同じく、宙のなかで取るに足らないものだなんて。
神々の祝福を受け天空の中心に鎮座する唯一絶対のものではないなんて。
当時の聖職者は言った。神が愛する「私」がここにいるのだから
地球こそが全宇宙の最上位に位置するものであるはずだ。

当時の世界を支配していた「信仰に拠る物語」の壁は圧倒的に厚く
彼らにとって、ガリレオの声は
威信をかけて抹殺しなくてはならないものとなった。

晩年ガリレオは、宗教裁判にかけられて
信念を放棄すると表明する道を選ぶ。

けれど、それはおそらく
すべての雑音から切り離されて「静けさ」を手にする道。

手に入れた静寂の中で、ガリレオは思う存分、
自分の宇宙に向かい合った。
隠し通しながら書いた最後の大著を、弟子に託して。
太陽を見続けたせいで、その視力さえも失って。

ガリレオ・ガリレイの見た世界。知りたいと願った真実。
口を閉ざしたガリレオの思想は、多くの人の心に火花を残し
真実を伝え、旧世界の壁に穴を開けた。

ガリレオの後継者たちが今夜も宇宙を見つめている。
あなたの声は、今もたしかに生きている。

本年は天文のイベントが各地でたくさん開催されています!
ご興味ある方はどうぞいろいろチェックしてみてください。
私も今年はどっかの観測所に行きたいな~とたくらみ中。

世界天文年 公式HP
http://www.astronomy2009.jp/
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坂のある街と自転車 TREK7.5FX [日々雑感]

こんばんは!アウトプットって大事だなあとか
毎日何か書くことで整理できることもあるだろうにとか
思うところはいっぱいあっても、なかなかブログを更新できない日々。

そこで

短くてもいいからちょこっとでも書いていこうと決意!
なんて、何度もしてる決意な気がするが。

きっとね、ブログをメール投稿できるようにとか
もうちょっと使いやすく工夫すれば簡単になるんだけれど
それがうまくいってないのです。メール投稿設定しても反映されない。ナゾ。


12月の年内ぎりぎりに引越をしたのです。
私の両親が住む家から、歩いて20分くらいのとこに引っ越してきました。
生まれ育った街のすぐ近くに帰ってきたわけなのです。
昔は、馬の足を鍛える場所だったっていう逸話ものこっているほど、
ここは、とてもとても坂が多い街。
山の尾根にあたる部分にバス通りを作って
そこから後は、左右に下っていくように斜面。
だからバス通りを越えて向こう側へ、なんて場合は、上って下ってを繰り返すの。

ものすごい谷底みたいな坂もあるの。
それは下から見れば、きっと聳え立つような坂、なんだろう。
それはまだあまりにすごいので、歩き出してはいない。
今度写真を撮ってくるよ!

まあ、それほどの坂はさておき、
去年の6月に自転車を買っていて、それが私にとってはとてもすてきな自転車なんだけど
さすがなんです。ちょっとやそっとの坂じゃ、へこたれない。
へなちょこな私でも、驚くほどすいすい軽く上っていける。
10㎏を切る車体。
愛車はね、TREKの7.5FXの赤。
http://trekfx.jp/
クロスバイクを買おうと思って自転車やさんに行って、最初はTREKでも7.3を買おうとしてたのに
すごく相談に乗ってもらって話し込むうちに
店員さんに「コストパフォーマンスでいったらだんぜんこっちでしょう」と勧められ
思わず買おうとしてたランクよりひとつ上を買ってしまった。
いやあ、でもほんっとこの自転車を買っておいてよかった。
他のクロスバイクは乗ったことないんで分からないんだけど
なんていうか、ストイックな感じがする自転車。
乗っているときの音がいい。チェーンがまわる音と、
タイヤがアスファルトの上を滑る、シャーっていう音。
ビアンキやルイガノの方が外見はとてもかわいいなぁと思うんだけどね。
だけど下りはちょっと怖い。スピード出すぎて浮いちゃうor引っくり返るんじゃないかって。
そんなことあるんだろうか。
ほんと、考え方がへなちょこでしょ(笑)

もしも引越後に自転車を買おうと思ったら、
電動自転車を真っ先に候補で探してたと思うから、
この自転車と共に引っ越せてよかったわ。

だけど、こんなすてきな自転車を持っていながら
やっぱりすごい急な坂は上っていけなくて、途中から降りて押していると
我ながらかっこ悪いです。

最近は車道も自転車増えてきたね。
大きな道路も、サイクリストがもっと走りやすくなるといいのにね。

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エメラルドリング [日々雑感]

この5月は、誕生月でした。
先日の舞台の千秋楽の朝には、母が、私が生まれてすぐに
私のお守りとして購入してくれていたというエメラルドのリングを
初めて、指に嵌めてみました。
人と人の想いは響きあって
ひとを、舞台を、物語を
育んでいるんだと思いました。

短い間に、様々なことが起こりました。
きっと、これまであまりに余裕がなく書き続ける日々を過ごしてきたので
メンテナンスのためにも
ゆっくりと、足元を見つめる時間が必要になったのだと思います。

2005年3月から、およそ3年間
おつきあいいただいてきたこのブログですが、
ここで一度、お休みをいただこうと思います。

といっても、この更新ペースだったので、
なにをもって休みとするのか、分からないけれど!


再開するときには、また別な形で……
形態なども考えていきたいなと思います。


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宇宙に流れた曲たち [日々雑感]

帰ってきたらNHKスペシャルで「Wakeup Call」という番組をやっていた。
宇宙にいる宇宙飛行士たちが、一日のはじまりにセンターにリクエストして流してもらう。
番組の冒頭はU2「Beautiful Day」から。
様々な曲が流れ、宇宙から見つめた地球の姿がゆっくりと広がった。
9.11の日には、宇宙からも、ワールドトレードセンターから立ちのぼる一筋の煙が見えていた。
アフガニスタンでの戦争では、闇の中、戦いの光が瞬いているのが見えていた。
太陽が沈んでいく時、大気を包む紅い閃光、その後の深い蒼。
私たちの星は、なんて美しいんだろうって、ぼーっと見ていたら涙が出てきた。
宇宙飛行士たちがリクエストしてきた曲、宇宙に流れた曲は1000曲を超える。

今夜から次の月曜日まで、新たに脚本書きの日々が始まります。
人の心をつなぐ作品を。大切なことを見失わなければ、きっと大丈夫。


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My Landscape [日々雑感]

こんばんは!
ラブリーズ公演終了から最初の週末を迎えました。

ラブリーズ、無事に終了することができました。お礼が遅くなりましたが
本当にありがとうございました。
今回の作品、上演した下北沢の劇場「楽園」はじまって以来、
いちばんの動員を記録したそうです。
劇場新記録。
たくさんの方に見ていただけたこと、
あの痛いほど寒い中で、当日券にも多くの方に並んでいただいたこと、
心から感謝です。
ありがとうございました!

この現代演劇の中枢である下北沢という街で
13歳~16歳の子どもキャスト4人+20歳の大人キャスト1人だけで舞台を立ち上げたことは
おそらく初めてだろうと思います。
もちろん、普段書かせていただいているファミリーミュージカルというジャンル全体の中で見渡しても
こういった公演は初めての試み。
私も最初に聞いたときは、まさか、と思った。
しかも街の心臓部ともいうべき本多劇場直下の劇場で。
お客さまと超密接な空間で
逃げる場所はなくすべてが晒され
舞台上でどんなアクシデントが起こっても、誰の助けも借りられず
ふだんのミュージカルのように持ち場やせりふ量が決まっているわけではなく。
上演時間1時間20分強、膨大なせりふ量を
わずか約1ヶ月間の稽古で自分たちのものにしてくれたキャストのメンバー。
一人一人が個性豊かで、素晴らしい才能をもったメンバーでした。
いつかまた一緒にやりたいね。
ラブリーズに関しては、序盤の幕が切って落とされた、というところ。
いつか続編があるのかしら。

またお会いできる日を楽しみに。

さて……。

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I saw you in the rainbow [日々雑感]

あと僅かで本年が終わります。
タイトルは、今ふと浮かんだメロディ、Love Psychedericoから。好きな曲です。

今年は、私にとっては、新しいフィールドへ向かうための大きな助走の年となりました。

大好きな仕事に就いていたけれど、「書くこと」に焦点を合わせたとき
精一杯に力を発揮していないのではないかと感じる気持ちが強くなって
転職を決意したこと。
ミュージカルを書き続けてきた私は
自分の書けるフィールド、心の中にある境界を拡げる必要を感じて
日本劇作家協会の戯曲セミナーに参加したこと。

悩み、孤独、心の痛み……抜け出せないときもあったけれど
ひとは自ら決めた方向に道が拓けていくんだと
そんなシンプルな地平にすとんと裸足で立つような朝を迎えたり。

そして、呼応するように、大切な仕事を果たせたり、
今まで書いたこともなかったものに立ち向かったりしました。

夏には、自分にとっての大作『ココ・スマイル5~明日へのロックンロール~』を、
目標だった劇場の一つ、新宿全労済ホールスペース・ゼロで書かせていただきました。
そして、高校演劇!初参戦の作品『コクーン 龍の祭』。
日本劇作家協会戯曲セミナーの課題から生まれたユニット「死体と爆弾」で
第1回横浜フリンジフェスティバルにて初めてのコント作品???『違い』を上演。
今年一番最後には、自分と大切な仲間と空間のために書いた脚本、
まるで小さな琥珀のような舞台『ノラの光景』を上演できました。
さらに年明け9日からはジョーズカンパニー新作『ラブリーズ』が
下北沢本多劇場地下の「楽園」という劇場で幕が上がります。14日まで10回公演です。

舞台の大きい小さいにかかわらず、どれもが印象的で
このバラエティこそが、今年自分が出した決断への答えなのかなと思いました。

新しい場所に身を置いて、
現代の日本演劇界を皮膚感覚で掴めるように多くの芝居を観た一年。
(それこそ、こんなに劇場に通ったのは、おそらく初めて脚本を書いた年以来かもしれない)
名作として継がれてきた、たくさんの戯曲も読みました。
年齢も歩んできた道もそれぞれの、新しい友人ができました。

インプットしたものが、私なりの形で結実するように。

心に残る物語を、舞台を、書いていきたいです。
支えてくださった皆さま、観に来てくれたお客さま、本当にありがとう。
また面白いものを書けるよう、がんばるね。

今日より明日、少しでも世界が平和になりますよう。
そして、
来年も大切な人たちにたくさんの幸せが降りそそぎますように。

スペシャルなおまじないを口にするように、祈りを込めてこの言葉を。

よいお年を!


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tell you something [日々雑感]

元気でいる?どうしてますか?って
会えない友人に、ふいに強く呼びかけたくなる時がある。
「ノラの光景」のピアニストが教えてくれたALICIA KEYSを聴きながら
たくさんの幸せが降りそそぐことを願う。

交わす言葉。つながる記憶。そこにしかない一瞬の光景。
何かを書こうと向かうとき、やはり私は、あたたかくて力強い、芯のある物語を書きたいと思う。

「ノラの光景」、無事に終了しました。
観に来てくださった方、ありがとうございました。
難しい条件の中で光をいれてくださった照明家さま、
そして素晴らしい舞台写真を撮ってくださったフィトグラファー雅章さま、
本当にありがとうございました。
キャストたちの了解を取ってから、そのうち写真を載せられたらいいな。
一緒に舞台を立ち上げた仲間たち。
朝までずっと一緒に飲んで、見上げた明け方の空に輝いていた丸い月。
大切な絆。今はあまり書くべきことは見つからないね。

そして今夜は、「ラブリーズ」年内最後の稽古。
本番はもう目前。今は皆、最後の脱皮にむけて助走中。

今朝、読み始めたポール・ギャリコの小説。
身体に水が沁みるように物語が入ってくる。
この世に物語がなかったら、人の心はどれほど侘しいものになっていただろう。


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なにもやらなくていい夜 [日々雑感]

同時進行でさまざまなことが動いている12月です。
まだ表面には出てこないけれど、そのための準備に追われたり……
日曜日の夜から今朝まで、ほぼ貫徹ぶっ通しで脚本仕事。
ね、ねむいよう……!!

脚本関係以外の日常の仕事にも行ってるんだけど、
寝ないために一生懸命働いてるはずなんだけど、
記憶がなかとです(笑)
でも今朝提出したことで小さな一区切りがついたので、今夜は心配なく眠れます!

ここ最近でいっちばん幸せだったのが
LOVE PSYCHEDELICOの武道館ライブに行けたこと!
やっぱり大好き!特に今回のライブ、ナオキとクミがギター持つ以外にも
もう1人プレーヤーがいて、ギターが三本!!
ああもぅなんて気持ちいいんだろう~!!な夜でした。
二人とも肩の力が抜けて、いい感じで大人になっている印象。
そして心底音楽を愛していて、その愛が会場いっぱいに伝わってくる感じ。
ラストは「Sad Story」。
歌詞がよくて、いつも泣きたくなってしまう。

♪ Sad story,I’m sorry
   I know,I’m just feeling you

最近は、「ノラの光景」の稽古場に行ってもギターを聴くことができるから幸せ。
先日の初めての音楽隊セッションでは、舞台初経験のまりな師匠だけれど
さすがにカンがよくて、狙いどころにびしばし来てくれる。
ピースが埋まるように、輪郭をとるように、空間が出来上がっていく。

みんなは真剣に稽古しているんだけど、
本書きの私は稽古場ではなんもなければうだうだしてるから、
みんなの緊張感そっちのけで、くつろいでその場で遊んでる。いい気なもんです。
ギターの音自体も好きだけど、
私はきっと弦楽器を弾いてるひとを見ていることも好きなんだよね。
ギターを弾く佇まいとか。弦を押さえる指、ネックを持ち替える掌。
だから、ギター弾いてるひとのそばにいると、すごく落ち着くんだ。
心からリラックスして遊んでいられる。見てても聞いててもいいし、
一緒に弾いてもいいし、本を書いても。

各所に弾いてくれる人がいたら、私はどこの場所に移動してもギター聴けるんだぁ……
なんてばかなことを一瞬考えてみたり(笑)
でも今はそれが案外実現してるはず!
「ノラ」以外でも「ラブリーズ」の稽古場でも噂ではギターが出るとか出ないとか。
お腹が空いて渋谷に行けば、○十万のすばらしいアコギが聴けるとか??
ここまで好きなんだから、
いつか絶対創ろう。
「Rent」のような舞台を。
ギターと、それを弾くひとと、その空気感がある舞台を。

1月は水面下で動いているものがどうなるかはさておいて……
もともとの予定は劇作家協会のためのホンを一本書かなきゃならんとです。
書きたいものがようやく少しだけ見つかってきた。
調べたり旅したりしたいよう。時間は確実にないけど。
そんな中でどうやって一本書き上げるんだろう……。
ラブリーズ本番中のロビーで書くんだろうか。
でも今回は1幕ものだからすぐに公演終わっちゃう。書けないよ!!(←間違ってる)

今もまた大きく状況が変わろうとしている、その風の音に
じっとして首をすくめて空を見上げてる、そんな感じです。
私は私で変わらないし、一歩ずつやっていくしかないので、今は力を溜めよう。
大事なことだけを見据えて、自分ができることをしっかりやるために。

今夜はなんもやらんでいいから、私も寝る前にギター弾いて遊ぼう。


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ぐるりのこと 昨日から今日 [日々雑感]

先日、近しい人が倒れられて、眠れないほど動揺してずっと心配をしていて
今日ようやく顔を見に行けました。
今回は発見が早く大事には至らなくて、いつもと変わらない物腰で
心配かけてごめんね、と言ってくださったとき
涙がぼろぼろ溢れてきてしまって、自分でもとてもびっくりした。
人前で泣くのは、忘れられないいつかの夜以来。
小さなボタンの掛け違いで、何かがひとつでも狂っていたら
もっと恐ろしい事態になっていたかもしれない。
水が溢れだすように、いつか起こらなくてはならないことが起こったとしたら
それがもっとも安全で平和な形で起こってくれた、という感じ。
その人が無事でいてくださって本当によかったと、心から。

というわけで、今日はもう子どものようにぐったり。
お風呂に入って早めに寝よう。

昨日は、12月23日「ノラの光景」、メンバー最後の引き合わせとして
まりなのライブに、演出とシンガーを連れて行きました。

新宿2丁目、スモーキン・ブギ。
昨日はクレイジーなドラムとまりなギターの2人バンドでめちゃくちゃハードで重い音だったけど
まりなが今まで観た中で最高だった。
彼女も波乱の中にいて、ひとつの答えを出して、腹を括って向かったライブ。
そのとおり、演奏・表情・客席とのコンタクト、どれもがひとつ突き抜けたところにいて
演奏自体とても楽しんでいた。魅せ方も段違いにうまくなってた。
演出もシンガーも大満足。とても巧い、そして信頼できるプレイヤーだと。
新宿を歩きながら、自分自身が信じている人たち同士を引き合わせることで
何か化学反応が起こっていきそうな予感に、ひとりわくわくしていました。

「ノラの光景」は、女たちの手によって創られていく舞台。
どんなものが生まれてくるか。

夜中には、ジョーズ・カンパニー「ラブリーズ」最終シーンの書き加え。
明け方近くなった空を見ながら、「ラブリーズ」稽古場のことを考えていました。
役者たちの身体を通したものだけが、本当のことなんだなぁと。
早く稽古場に遊びにいこう。

今月末~来月頭、観た舞台・観にいく舞台は
相鉄本多「職員会議」スタジオソルト
スズナリ「海の中の森」結城座
阿佐ヶ谷「サーカス」劇団デモカ
新橋演舞場「ナツひとり」
青山「ウーマン・イン・ホワイト」
OFF・OFFシアター「ときめき都内」チャリT企画
TOPS「大胸騒ぎ」南河内万歳一座
スパイラル・ムーン「夜のジオラマ」、
花組芝居、
宝塚……と続きます。

それから「ノラの光景」「ラブリーズ」2本の稽古。
12月も倒れられません!

今日はタイトルつけようがないから、ぐるりのこと。


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