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『光る河』、稽古終了!!! [演劇ユニットてがみ座]

あけましておめでとうございます!
本年もどうぞ、よろしくお願いいたします!

最近は書く時期はほぼカンヅメになり、それが終わるとぐったりし……なのですが
遊んでください。いっぱい。

さて、11月23日の顔合わせからはじまった、てがみ座『光る河』の稽古。
ついに今日、オールアップ!!
稽古終了でございます。
お正月だけお休みでね、大晦日も1月2日も稽古。
稽古尽くしで年明けとなりました。

明日が小屋入り。うわぁ~!
今日は本番を想定して、マチネ・ソワレとほぼ同じ時間設定で2回通し。


本当に、面白かった!!!
自分で言うなんて、なんじゃそりゃ、といった感じなのですが
目が離せなかったです。ほんとうに。

わくわくした。生き物のように進化を続ける舞台。
よくぞここまで、この2ヶ月ない時間で。


ここまできた。ここまできたのだから。
もっと上にいける余地がある。そう感じる。
劇場に入って、光と音と美術と。何が生まれるのか。
本当に楽しみ!

役者ひとりひとりの魅力が満載。
今回のてがみ座はちょっと……すごい舞台になりそうです!!!
ひとりでも多くの方に立ち会っていただきたい。
ぜひ、観にいらしてください。

演劇ユニットてがみ座
第二回公演
「光る河」
作 長田育恵
演出 射延憲司(CAB DRIVER)

ある事件をきっかけとして顕れていく人の綾、交差する視座。心の軌跡。
これは、絆と再生の物語。

【日時】
2010年01月
・06日(水)19:30
・07日(木)14:00【あえかミニライブ実施!】
・07日(木)19:30
・08日(金)14:00
・08日(金)19:30
・09日(土)14:00
・09日(土)19:00
・10日(日)14:00
・10日(日)19:00
・11日(月・祝)13:00
・11日(月・祝)17:00
(全11回)

【会場】
「劇」小劇場

【チケット料金】
前売3000円 当日3500円

【お申し込みフォーム】
http://481engine.com/rsrv/pc_webform.php?d=&s=pe72pr9kwd714wkp&PHPSESSID=203ec022a176945302a864231ab96691

演劇ユニットてがみ座
http://tegamiza.net/take2/


1月2日は、FM西東京 演劇情報番組「たけがき2」にて、
てがみ座「光る河」が紹介されました。
先日稽古場に、レポーターの板宮晶大さんが収録にいらっしゃって
主演のお二人 大場泰正さん・村井美樹さんと、私がお答えしています。
地域限定の放送ですが、PODCASTで配信されるとのこと。
「たけがき2 PODCAST」
http://www.voiceblog.jp/takegaki842/

こちらもどうぞ、お楽しみに!


また、今日王子小劇場をチェックしたら、
2009年度の佐藤佐吉賞の舞台美術部門賞に
私たちの旗揚げ公演 てがみ座『ありふれた惑星』がノミネートされていました。
美術を手がけられたのは、杉山 至さん+鴉屋。
発表は一月中旬。
http://www.en-geki.com/sakichishou.html


今回の舞台も杉山さんの美術です。こちらもまたすごいことになっていますよ!

さあ、明日からがんばるぞう!
でも寂しさもあるの。
明日がきたら、終わりが見えてきてしまう。
今回もあまりに稽古場が楽しくて、役者のみんなと過ごすのが好きで。
作品づくりがとても刺激的で。
この日々がずっと続くといいのに。って、それは体が持たないけれど、
早く多くの方にお届けしたい、日々その思いが強くなっていきます。

それほどね、
とても楽しい稽古場なんだ。


いい舞台になるといいな。届くといいな。

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22分強のメドレー [演劇ユニットてがみ座]

すごく楽しいです、稽古場!
今夜は通しで、先週から今週に掛けての稽古が目に見える形で現れ始めた。
輪郭がはっきりし、大きく立ち上がってきた。
体温の通い方も、セリフの流れも。途端に面白くなってきた。
ここからいよいよ、最終的にブラッシュアップしていく段階に移っていきます。
杉山至さんからは舞台模型が……。
わくわくします、またもや。

様々な出会いや絆が広がっていってる。
唐ゼミ☆の中野さんからは、応援のエールとともに、
私たちにとってとても大きなクリスマスプレゼントが。
感謝を、どうすればお伝えできるんだろう。
もういい本番を創るしかないです。
これは私も、していただいたことをいつか誰かにお返しせねば、
私に出来ることは精一杯回りにお返ししていかなくては……と思い、
来年時期的にタイトで迷っていた依頼を、お受けすることを決意。
いや、自分の中だけの問題なのですが。
そうだ、本当にできるのかなって怖気づくよりは、できそうなことは精一杯やった方がいい。
その分めちゃくちゃ苦しくなるのですが。
なんとかなる、きっと。

扇田拓也さん演出の舞台に制作業務でお訪ねしたら
舞台撮影の伊藤雅章さんとばったり。雅章さんが就かれている現場だったそうで。
来年のプランを少ししたら、これも今、雅章さんがやろうとなさっていることと
見事合致しそうな予感。そいういうことって、すごい。

たくさんの方たちとの出逢いに、本当に支えられています。
いい舞台になりそうです!
よかったら、観に来てください!

今日、帰宅したらTBSで、小田和正さんを中心としたライブをやっていて
ゲストで参加しているシンガーたちが次々に歌い継ぐ22分間強のメドレーをやっていた。
歌の力を、すごく感じた。
言葉を越えて届くもの。
なんだか、大げさじゃなく
国境を越え、言葉を越え、文化の違いを超えて
人々を同じ気持ちで結ぶのは、芸術の力なんだ。
そんなことを、歌を聴きながら思ってた。



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ユニット制の心許なさ≦幸福感 [演劇ユニットてがみ座]

てがみ座 「光る河」、にしすがも創造舎にて毎日稽古中の日々です!
毎日午後から22時まで。その後は近くの中華屋へ、という流れ。
毎日だいたい終電です。
中華屋は座敷があって、安い温泉宿みたいな雰囲気がまた寛ぐこと!
スタッフワークミーティングもここで行ってしまいます。

なんて濃い1ヶ月だろう。
そして様々なことがある現場。
一日ごとに何かが起こり、ディスカッションし、理解しあい、解決し、絆を深め、
その繰り返し。
その日に解決しなければ暗礁に乗り上げるかもしれない、そのヤマを何度も乗り越えてきた。
だけど起こる問題の数々は、結果は全て、善い方向へ大きく動いていく。
理屈を越えて。頭で考えているよりずっと遠い場所へ。
大げさではなく、
毎日、小さな奇跡を積み重ねている感じ。

てがみ座は、座付き作家で主宰である私がいる。
そこからすべてが始まるユニット。それしかないユニット。
役者としては長年のつきあいの梶山明子がいるけれど、
(めいちゃんは今回は体調不良のため、全く関わらずお休みさせていただいています)
固定されているのは、私という存在だけ。
えらく自由で、寄る辺がない。
毎回、次回以降のことを考えると、心許なくて、胸の奥のどこかがヒヤリとする。

でも、それは、どんな方とでも出会える無限の可能性があるということ。

新しく誰かと出会い、作品を作り上げることは
想像しているだけでは恐いことなのだけれど、
私自身がきちんと自分の仕事を果たすことができていれば、
必ずどなたかと呼応する。同じ景色を見てくださる方と出会える。

今、奇跡を重ねているような毎日の中で、
ユニット制の心許なさと幸福感を、両方ともそれはもうめいっぱい感じている。
それは前作の6月公演でも、とにかくそうだったのだけれど、
てがみ座は、とても幸せな座組みになるんだ。

小さいことはね、いろいろあるかもしれないけど
特に私は本書きなので、役者間のことは分からない面もあるのだけれど
いい風が吹く現場。それだけは確か。


創造力溢れるスタッフワークを展開してくださるスタッフの方々が、心の底から大切。
ミーティングの場を体験するだけで、
舞台創造のための大切な視点を教えていただいている感じ。
オリジナリティに、熱に、アイディアに。化学反応が起こり続ける。
この力に応えたいと思う。負けてはいられないと思う。

稽古場では、素晴らしい役者たちのことが愛しくてしょうがない。
ずっと傍にいてほしい。
劇団だったらどんなにいいか。
素直に、そんなことを考えてしまう。
でも縛りたくないし、縛られたくない。
その方がお互いに、演劇人としていい仕事が出来るはずだと思うから。

それぞれのフィールドで経験を重ねて、領域を広げて
再び終結することができれば、これほど心強いことはない。
一つの素晴らしい舞台を創り上げて、
翌日からはそれぞれ別な現場に散り、
お互いの活躍を遠くに知りながら
季節を越えて、また出会う。
たくさんの魅力を重ねて。

一昨日、6月公演で主演していただいた扇田拓也さんに会う機会があって
いただいたメール。
またいつか舞台をともに作る日まで。
「それまでどうか。」
その先は、私もきっと同じ想いで言葉が紡げない。

ユニット制の心許ない感じとこれ以上ない幸福感を抱くたびに
結論として、私ができることは
「いい作品を書き続ければいい。」
そこに至る。

「今この作品を創りあげるために、ここに居る。」
ユニット制ではそれが全て。
目的も視界も非常にクリア。
素晴らしい舞台を創りたいと、目的を同じくした人たちが全力で駆ける。
それがとても気持ちいい。

大好きな方たちと思いきり仕事をするために、上を目指し続けたい。そう思う。
私もステージを上がり続けないと
私の大好きな人たちとは、もう一緒に仕事が出来なくなってしまう。そう思う。

たくさんの奇跡に恵まれて生まれていく舞台。
第2回公演「光る河」。
目指す景色へはまだ遠い。そう全員が感じている。
それは同じ到達点を見ているということ。
現状把握をしながら、もがく。
小屋入りまであと2週間!

お客様の心に、届きますように。


そうだ。
第2回公演のフライヤーから入っているてがみ座シンボルマーク。
てがみ座シンボルマーク.jpg

これは、デザイナーの杉江あきさんが考えてくださったもの。
あきさんは、よく知られているものでは、
一時期出ていたホットペッパーの唐辛子の女の子のキャラクターをデザインしている方。
北京オリンピックのキャラクターデザインコンペで世界2位になっていたり、活躍は多彩。
シンボルマークだけ見ていると分からない方もいると思うのですが
手紙の封に書く「〆」締めのマークが由来です。
「もともと、このメッセージがあなたに届きますように、との願いが込められているものだから
てがみ座にふさわしいでしょう?」と提案してくださいました。
どんなに嬉しかったことか!
日常生活の中で「〆」マークを見たらね、
どうかてがみ座を思い出してください。



……そして、チケットをお早めにご予約くださいませ!!☆



あああ、勝手に落ちがついてしまった。
それでは、また!
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白熱!『光る河』、チケット予約スタート! [演劇ユニットてがみ座]

第二回公演『光る河』、稽古開始してからまもなく一週間。
日々白熱しております。
先週はずっと狛江のフォトワンで稽古していたんだけれど
今日からはにしすがもに移動。ここが今回のホームグラウンドになります。

それにしても、ものすごい舞台になりそう。
まずこの脚本を書けたことが。
今の私の持てる力を本当にすべて投入しています。
比喩じゃなく。
それは観ていただければ分かると思います。
すべて投入した渾身の作品です、と言えることが嬉しいの。
書きあがったときにそう思える作品になることを願って進んできたから。
たぶん、ぎりぎりまで追い詰められていて、そこで生まれたものもあったのだと思う。
これで足りない部分は、私の実力自体が足りていないところと言っていい。
この作品で、未来を開いていく。そういうものになるといいです。

役者陣もすてきな方々ばかりです。
文学座 大場泰正さん、女優 村井美樹さんをW主演に、
尾崎宇内さん、大石丈太郎さん、田村元さん、高宮尚貴くん。
武谷公雄さん、石井 統さん、由香理さん、樋口史織里さん、そして奈良谷優季さん。
特に男優陣は一週間、さまざまな配役で本読みを続けてきました。
作品の構造や目指す地点を掴む日々……
そして、ついに今夜、配役決定!
明日から一ヶ月間、立ち上げていく作業に入ります。
これから、どんな生命が宿っていくのか、ほんとうに楽しみです!




いよいよ、チケット発売開始となりました!
今回は座組みも超強力なので、予約完売が予想されています。
お日にちがお決まりになりましたら、ぜひお早めにご一報ください!


演劇ユニットてがみ座
第二回公演 「光る河」
作 長田育恵
演出 射延憲司

ある事件をきっかけとして顕れていく人の綾、交差する視座。真実。心の軌跡。
たとえ選ぶ道を誤ったとしても、それでもまた明るい方向に歩き出すために。
これは、絆と再生の物語。

【日時】
2010年01月
・06日(水)19:30
・07日(木)14:00 【あえかミニライブ実施!】
・07日(木)19:30
・08日(金)14:00
・08日(金)19:30
・09日(土)14:00
・09日(土)19:00
・10日(日)14:00
・10日(日)19:00
・11日(月・祝)13:00
・11日(月・祝)17:00
(全11回)

【会場】
「劇」小劇場

【チケット料金】
前売3000円 当日3500円

【長田お申し込みフォーム】
http://481engine.com/rsrv/pc_webform.php?d=&s=pe72pr9kwd714wkp&PHPSESSID=203ec022a176945302a864231ab96691

演劇ユニットてがみ座
http://tegamiza.net/take2/

ご希望のお日にち決まりましたら、ご連絡ください!
7日には、シンガーソングライターあえかによるライブがありますよ!

新春、ぜひご覧ください!劇場にてお待ちしています。
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「光る河」第一稿 [演劇ユニットてがみ座]

お久しぶりです!
てがみ座、来年1月上演の第2回公演「光る河」、ようやく第一稿を書き上げました。
いやぁ……長い旅だったねえ……
長い旅でしたよ。
でも、ゆるやかな弧を描くように、見たことのない景色まで辿り着けた気はする。

今は構成台本の仕事も何本か抱えているので
とにかく、今まででいちばん苦しかった!
書きあがったときは、なんだか泣けてしまいました。
終着地点の景色が見られた、というだけで嬉しくて。
その景色だけを見ながら書き進めてきたから。
今は何もお話しできないけれど……、楽しみにしていてください。
ここから稽古開始までに、ブラッシュアップしていきます。

書きあがりました。最後の景色まで辿り着きました。
そのご報告、、、でした!

まずは寝ます。とりあえず寝ます。
もうねー肩と腰が痛くてねー服が脱げないです~!


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テアトロ8月号に舞台写真掲載されました! [演劇ユニットてがみ座]

梅雨明けですか。早いですね~!
あまり寝ていない日々が続いていて、日差しが目に沁みます(笑)

公演から、早いもので一ヶ月。
やっと、次に書きたいことが見つかってきました。
果敢なチャレンジとなりそうなのですが……
せっかくご好評いただいたのだから、安全に自分のフィールドで書けばいいのにとも思いますが
書き手として力をつけていくために、挑んでみようと思っています。
とかいって、なんのことやら分からないですよね。
私も、ふと芽生えたものが作品に成り得るのかどうか、これから取材や調査や勉強に入ります。

さて、昨日7月13日発売のテアトロ8月号巻頭、主な舞台を紹介する口絵ページに
てがみ座「ありふれた惑星」舞台写真が掲載されました!

「ありふれた惑星」より―
『カシオペア』、中島美紀さんと扇田拓也さん二人の情景です。
撮影は写真家 伊藤雅章さんです。

まったく知らなかったので、本屋で立ち読みしてて、何気なくぱーっと捲っていて、
「ん???なんか今見たことあった??」と戻りました(笑)
本屋で見かけたときにでも、ちょっと思い出してください!

今週は、今年で三年目となりました高校演劇の台本を書いています!
チャンネル合わせるのに少し苦労。でも楽しい。
早く書き上げてあげたいんだけれど、稽古場エントリー書類なんかも今週一杯だ。


ああ、あと最近の私。
私、ずっと目がいいって言い張って過ごしてきたんです。先週までずっと。
実際去年辺りまで、両目1.2以上はあって、裸眼で通してきてたんですけど、
(視力はいいんだけど、乱視気味)
なんか最近調子悪いな~と思って、乱視が進んでるのかな、と眼鏡屋行ったら

右目だけが0.5まで下がっていました……。

びっくり!なにごと?!左脳に何かあった?!
しばらく静かにショックを受けてました。
しかも利き目は右目なんだよね。そりゃあ見えなくなっているよね。
左目も引きずられるんじゃないだろうか。

というわけで、眼鏡を作りました。16日に取りに行ってきます。
うわー。眼鏡生活に本格的に突入かも~……
どうなん、どうなん?楽になるのかな。

しばらくは慣れなそうやね。


ちなみに、
ドラクエも買いました!
(よけい目が悪くなるって~!!)
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舞台美術の魔法 -杉山至氏 「ありふれた惑星」の場合- [演劇ユニットてがみ座]

こんばんは!
では今回の舞台美術について、ぜひご紹介を!
なぜなら、12日のバックステージツアーで
どうしても紹介したかったのに、言い忘れてしまっていた事があるのです……。個人的に。

今回の美術家 杉山 至さん(舞台美術研究工房 六尺堂ディレクター)は、
私が様々な舞台でお仕事を拝見していて、ぜひこの方にと願ったお人。
畏れ多くも、旗揚げ公演にも関わらずお引き受けいただいて、……本当に、大感謝です。

まず脚本をお読みいただき、描き出したいことをお伝えして、
最初に杉山さんからいただいたモデルイメージ。
劇場自体を天球儀に見立てるという発想。
それは、この公演の核を掴んで、なおかつ劇場の中で生まれくる営みを
劇場の外へ飛ばしてくれる、視野を広げるための素晴らしいアイディア。

打ち合わせのあとの気持ちをいまでも覚えています。
イマジネーションの豊かさとクリエイティビティの鮮やかさに、とにかく胸が高鳴った。
一観客としてその舞台を観たい、とても!と強烈に思いました。
ことばに書かれた形のない思いに、具体的な形を与え、なおかつ強力な説得力をくださった。
確かな理念から導き出されたプランには、
何よりも「創造と想像の楽しさ、喜び」が溢れていた。
その姿勢こそが、私が今回いただいた、最大のものだったと思います。

天球儀の周りには、星空と星図。
ブラックライトで浮かび上がります。

_DSC7204.jpg
(撮影/伊藤雅章)


また天の周期を彷彿させるように、随所に施された「弧」のライン。
舞台のツラもゆるやかな弧を描いているばかりか、
ご覧になった方はおそらく大変印象深かったと思うのですが、大掛かりに仕込まれた三箇所のドンデンも、あくまで「円」の周期にこだわって発想されたものなのです。

美しいだけじゃない、機能にも優れていて、作品に生命を宿らせるための工夫が随所に為されている。今回上演の2作品は、季節とトーンがまったく異なっているのですが、劇場の空気感までもを変えてしまおうというのが最大の眼目でした。

1作品目「カシオペア」……
1月、かたく澄んだ冬の大気、日暮れの早さ、夜明けの薄青い空。

2作品目「鉄屑の空」……
7月、盛夏の前のダレていない夏の気配。鉄工所。橙色の夕陽。

このように正反対のテーマカラー、杉山さんは、ドンデンを利用して壁の色から変えるという方法で答えを出してくださった。壁だけじゃない、柱さえも。化粧板を外すと、中には鉄骨を模した工場の柱が出てくる。


照明が入っているので分かりにくいかもしれないけれど……、


【カシオペア】

_DSC6863.jpg
中島美紀  扇田拓也  (撮影/伊藤雅章)


【鉄屑の空】

_DSC7301.jpg
梶山明子  大石丈太郎  (撮影/伊藤雅章)  


また、ここから先がバックステージツアーで言い忘れてしまった、非常に重要な点。

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てがみ座「ありふれた惑星」、公演終了。心からの感謝を。 [演劇ユニットてがみ座]

てがみ座「ありふれた惑星」(6月10日~14日@王子小劇場)、公演を終えてから一週間。
ご観劇いただいた方、また心をお寄せくださった方、本当にありがとうございました!
心からの感謝を。
お礼をお伝えするのが遅くなってしまい、ごめんなさい。

_DSC7628.jpg
梶山明子 扇田拓也 (撮影/伊藤雅章)


旗揚げ公演ということで、何もかも手探り状態でスタートしたこの公演。
私自身はこれまでの舞台生活ではずっと劇作家としてだけ関わってきていたので、ユニット主宰としてプロデュースに就くのは初めてのことでした。

本番は、すべての回で劇場定員数の前売がソールドアウトとなり、当日はキャンセル待ちで並んでいただくなど、満員御礼の公演となりました。
劇場入りした仕込み日には約半数しか予約が来てなかったので、ああだめかな……と諸々覚悟はしていたのですが、初日を迎えた途端に! もう感謝の言葉しかありません。
中にはご覧になれずお帰りいただいた方もいらっしゃったとのこと。そして急遽増席をしたために、座席の状態、劇場の空調、そのほか様々な面でお客様にはご迷惑をおかけしました。大変申し訳ありませんでした。今回の経験を、今後の公演に生かしていきます。

今回、「カシオペア」「鉄屑の空」という、まったくテイストの異なる二連作を同時上演するという大きな試みに挑戦しました。

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てがみ座「ありふれた惑星」ほぼ完売、満員御礼 [演劇ユニットてがみ座]

公演も3日目が終了しました。
全公演ほぼ満員御礼、残すところ最終日のチケットがごく僅か……
途中で客席を組み替え、急遽客席数を増やしましたが、
それでもキャンセル待ちでお入りいただけなかったお客さまや
途中でお帰りになったお客さまがいらっしゃったとのこと。
大変申し訳ありませんでした。

明日から客席もより一層工夫し、ギャラリーなどの使用も視野にいれ
できるだけ大勢のお客さまにご覧いただけるよう、精一杯務めます。

本当に、旗揚げにしてこれほど幸せな公演はほかにありません。
感謝の思いと共に、千秋楽まで精一杯走り抜けていこうと思います!

あと二日、とうとう土日を残すのみ!!
役者陣は日々進化し、非常に刺激的です!
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てがみ座公演「ありふれた惑星」+六尺堂バックステージツアー [演劇ユニットてがみ座]

私が主宰・脚本をつとめる劇団「演劇ユニットてがみ座」。
旗揚げ公演本番まであと一週間と少しとなりました!
いやあ……早いものです。

本当に素敵な演出家・俳優陣に恵まれています。
日々、懸命に創っています。
旗揚げ公演ということで、なにもかも挑戦のような気持ちですが、
どうぞ観にいらしてください。
見届けてください。

また今回は、6月12日マチネ終了後に、バックステージツアー企画も開催される
ことになりましたので、合わせてご案内させていただきます。

お申し込みはこちらまで……

【ご予約】
以下のアドレスから長田育恵の扱いでご予約いただけます。フォームに必要事項
をご記入下さい。
http://481engine.com/rsrv/webform.php?s=xq94lmppsei4ch9w

☆☆☆☆☆


さあ、それではバックステージツアーのご紹介です。
今回美術ものすごいです。面白いですよ!!


***********************
■舞台美術研究工房六尺堂主催企画
バックステージツアーシリーズ vol.1
in 王子小劇場

ともに同じ工房・六尺堂を拠点に活動する舞台美術家三人が、同じ劇場において
三週続けて行われる公演それぞれの舞台美術プランをするこの機会。
終演後、美術プランナーがナビゲーターとなって、舞台裏を見ていただいたり、
舞台美術の裏側を紹介・解説などする「バックステージツアー」を三週連続で企
画しました。
作品を楽しんだうえ、パフォーマンスアートの現場について、より深く知ること
のできるプログラムです。そして同じ劇場において、それぞれの空間がつくられ
た三作品を、続けて観て参加することで、さらに発見があるであろう、貴重な
機会です。

・演劇ユニットてがみ座
「ありふれた惑星」
舞台美術・杉山至+鴉屋
6月12日(金)1400開演の回
参加無料(公演終了後実施、各公演券をお求めください)


企画の詳細、詳しくはこちらに……

「六尺堂ブログ」
http://6syakudo.blogspot.com/

***********************

この企画で、なんと我が公演「ありふれた惑星」が三連続公演のトリを飾ること
となりました!(完全に、ただの偶然ですが!)
実施日は12日金曜、マチネ終了後。所要時間は30分~1時間です。
ハイクオリティな美術とともに、劇場でお待ちしています。もちろん、美術だけ
じゃないですよ!

演劇ユニットてがみ座
『ありふれた惑星』

「カシオペア」
作・長田育恵
演出・前嶋のの(思考動物)
出演・扇田拓也/中島美紀

「鉄屑の空」
作・長田育恵
演出・楢原拓(劇団チャリT企画)
出演・梶山明子/石井 統/大石丈太郎/大北雅世/奥沢侑生
   加藤大騎/小林 洋/武谷公雄/調布大/中村太一/前田織里奈/

ありふれた惑星の片隅、十畳の部屋とベランダで繰り広げられるドラマを、遥か
頭上に広がる宙・人々の心の綾、二つの宇宙を望みながら丁寧に描き出す。
「望遠鏡のある部屋」を舞台とする連作短編。

*世界天文年2009日本委員会公認イベント

*井上氏より「カシオペア」に対して直筆の推薦文
『二人芝居の傑作です 井上ひさし』

【日時】
2009年06月
・6月10日19:30開演
・6月11日19:30開演
・6月12日14:00開演
・6月12日19:30開演
・6月13日14:00開演
・6月13日19:00開演
・6月14日13:00開演
・6月14日17:00開演
(全8回)

【会場】
王子小劇場
(JR王子駅北口より徒歩5分)

【チケット料金】
前売:2800円
当日:3300円
学割:2300円※要学生証提示
ブロガー割引:2300円※割引について事前審査あり、お問合せください。

演劇ユニットてがみ座
http://tegamiza.net

どうぞよろしくお願いします!ご予約はできましたらお早めに☆

さあ。あと一週間。
最後の山を駆け上ろう。

心に届くものを目指して。

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