大正12年の作家たち、第二弾 [てがみ座「空のハモニカ」]
こんばんは!劇団のことも忙しい毎日に突入します~!
秋の公演がいよいよ動き出しました。
春の公演「線のほとりに舞う花を」がこないだ終わったばかりのような気がしていますが。
一年があっという間に過ぎてくね。
てがみ座は新しく制作で、めぐっちという素敵女子を迎え、
制作はMAICO.とめぐっち、大変に気持ちのいい女子二人体制になりましたー。
わー!ぱちぱちぱち。
私は劇場に入るとほんとに使い物にならなくなるので
さすがに何回か公演を重ねてそれがよーく分かってきたので、
もうね、おとなしくしてる。っていうか、邪魔にならないようにしてる。劇場入ったら(笑)
いえ、仕事好きだし事務も好きだし、PC使えるし仕事に関しちゃテキパキしてるし……
実生活じゃ仕事出来ない方じゃないと思うの。
でも劇場はいると、公演の緊張感に耐えることで、精一杯に!
私なんてなんにもやらないのに!
なんかその緊張感の精神戦をひとりで繰り広げることで、ぐったりしちゃうんだよう。
というわけでね、素敵女子に支えてもらって、ほんとに感謝です。
この制作のお二人は、今年の秋どころか、
来年の秋に向けて既に動いてくれているのです。
ああ、来年か……
一年後の予測なんてできない。
でも来年こそはね。先に書いて、キャスティングするというまっとうなループに乗りたいよ!
来年の年明けは「乱歩の恋文」再演だから、その裏で新作準備を進めたら
ちゃんとループに乗れるんじゃ……ないかと……(小声)。
とにかく一作品ずつ、丁寧に、渾身の力で、創っていくだけです。
さて、てがみ座、秋の公演の情報第一弾がHPで公開となりました!
「空のハモニカ-私がみすゞだった頃のこと-」 http://tegamiza.net
今後はどんどん詳細が決まっていくので、どうぞチェックお願いします。
まだね、何も書いていないのですが(ひぃ)
心を揺すぶる作品を書きたいのです。
この作品は、実は個人的に追いかけているテーマ「大正12年の作家たち」第二弾です。
うまいこと↑上で話題にあげた、「乱歩の恋文」に続くシリーズですね。
このシリーズはね、次にもう一つ、あるんです。
それはまたこの先、未来にお目にかけるお話で……。
大正12年。個人的にとても惹かれる年なんです。
大正から昭和にかけての時代の大きなうねり、
中でもおそらく、この国の蝶番が大きく動いたのが、大正12年。
大正12年9月には、関東大震災があり、
その数日後には大杉栄・伊藤野枝夫婦が暗殺された。
革命を信じて駆け抜けた人々は永遠に遠くへ去り、国家戦争のプレリュードが始まります。
のどかな、ベル・エポックの時代の終わり。
そして、次の時代の胎動が、新たに時代を作る人々を登場します。
平井太郎が江戸川乱歩という筆名で突如文壇に登場し、
日本で初めての本格推理小説を著したのもこの年。
そして、同じ頃、東京から離れた下関、当時東京駅に次いで日本で二番目に大きな駅をもつ街で
20歳の金子テルが童謡詩人界に瑞々しいきら星のごとく登場します――「みすゞ」という筆名で。
テルが「みすゞ」として表舞台を生きたのは、ほんの3年あまりのこと。
けれど彼女は詩作によって、自分の命を綴っていた。
ひたむきに生きた人間たちのことを描きたいと思っています。
信念や情熱、突き動かされていく衝動、どうにもならない大きな壁、打ち破ろうとするエネルギー。
消えていくもの、継承されていくもの――誰かが生きた証。
「目には見えず形にはならない大切なものが、時代を超えて受け継がれていく」、
そうしたことを信じたいです。
火花のように命を燃やす人と時代の息吹を描きたい。
そういう思いが根底にあって、この転換期に惹かれるんでしょうね。
大正時代後期から昭和初期。
それは、日本人が、自分の夢や情熱や信念のために命を燃やし尽くすことを信じられた、
直近の(そして現時点では最後の)時代なのではないでしょうか。
そして、どこかにまだ、大戦に突入する前の大らかさ、素朴でユーモラスな音階も生きている。
どんな作品になるかはこれからですが、
ひたむきに。情熱を持って。この時代に生きている私たち自身に引き寄せながら
心を書いていきたいです。
秋の公演がいよいよ動き出しました。
春の公演「線のほとりに舞う花を」がこないだ終わったばかりのような気がしていますが。
一年があっという間に過ぎてくね。
てがみ座は新しく制作で、めぐっちという素敵女子を迎え、
制作はMAICO.とめぐっち、大変に気持ちのいい女子二人体制になりましたー。
わー!ぱちぱちぱち。
私は劇場に入るとほんとに使い物にならなくなるので
さすがに何回か公演を重ねてそれがよーく分かってきたので、
もうね、おとなしくしてる。っていうか、邪魔にならないようにしてる。劇場入ったら(笑)
いえ、仕事好きだし事務も好きだし、PC使えるし仕事に関しちゃテキパキしてるし……
実生活じゃ仕事出来ない方じゃないと思うの。
でも劇場はいると、公演の緊張感に耐えることで、精一杯に!
私なんてなんにもやらないのに!
なんかその緊張感の精神戦をひとりで繰り広げることで、ぐったりしちゃうんだよう。
というわけでね、素敵女子に支えてもらって、ほんとに感謝です。
この制作のお二人は、今年の秋どころか、
来年の秋に向けて既に動いてくれているのです。
ああ、来年か……
一年後の予測なんてできない。
でも来年こそはね。先に書いて、キャスティングするというまっとうなループに乗りたいよ!
来年の年明けは「乱歩の恋文」再演だから、その裏で新作準備を進めたら
ちゃんとループに乗れるんじゃ……ないかと……(小声)。
とにかく一作品ずつ、丁寧に、渾身の力で、創っていくだけです。
さて、てがみ座、秋の公演の情報第一弾がHPで公開となりました!
「空のハモニカ-私がみすゞだった頃のこと-」 http://tegamiza.net
今後はどんどん詳細が決まっていくので、どうぞチェックお願いします。
まだね、何も書いていないのですが(ひぃ)
心を揺すぶる作品を書きたいのです。
この作品は、実は個人的に追いかけているテーマ「大正12年の作家たち」第二弾です。
うまいこと↑上で話題にあげた、「乱歩の恋文」に続くシリーズですね。
このシリーズはね、次にもう一つ、あるんです。
それはまたこの先、未来にお目にかけるお話で……。
大正12年。個人的にとても惹かれる年なんです。
大正から昭和にかけての時代の大きなうねり、
中でもおそらく、この国の蝶番が大きく動いたのが、大正12年。
大正12年9月には、関東大震災があり、
その数日後には大杉栄・伊藤野枝夫婦が暗殺された。
革命を信じて駆け抜けた人々は永遠に遠くへ去り、国家戦争のプレリュードが始まります。
のどかな、ベル・エポックの時代の終わり。
そして、次の時代の胎動が、新たに時代を作る人々を登場します。
平井太郎が江戸川乱歩という筆名で突如文壇に登場し、
日本で初めての本格推理小説を著したのもこの年。
そして、同じ頃、東京から離れた下関、当時東京駅に次いで日本で二番目に大きな駅をもつ街で
20歳の金子テルが童謡詩人界に瑞々しいきら星のごとく登場します――「みすゞ」という筆名で。
テルが「みすゞ」として表舞台を生きたのは、ほんの3年あまりのこと。
けれど彼女は詩作によって、自分の命を綴っていた。
ひたむきに生きた人間たちのことを描きたいと思っています。
信念や情熱、突き動かされていく衝動、どうにもならない大きな壁、打ち破ろうとするエネルギー。
消えていくもの、継承されていくもの――誰かが生きた証。
「目には見えず形にはならない大切なものが、時代を超えて受け継がれていく」、
そうしたことを信じたいです。
火花のように命を燃やす人と時代の息吹を描きたい。
そういう思いが根底にあって、この転換期に惹かれるんでしょうね。
大正時代後期から昭和初期。
それは、日本人が、自分の夢や情熱や信念のために命を燃やし尽くすことを信じられた、
直近の(そして現時点では最後の)時代なのではないでしょうか。
そして、どこかにまだ、大戦に突入する前の大らかさ、素朴でユーモラスな音階も生きている。
どんな作品になるかはこれからですが、
ひたむきに。情熱を持って。この時代に生きている私たち自身に引き寄せながら
心を書いていきたいです。
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