舞台写真掲載☆「線のほとりに舞う花を」終演 [てがみ座「線のほとりに舞う花を」]
「線のほとりに舞う花を」、無事に終演いたしました。
日程中は余震もありましたが、上演中は一度も余震が起こりませんでした。
雨も降らず、穏やかな快晴の中で、飛鳥山の桜が美しく咲くなかで上演できました。
ご観劇いただいた皆さま、また心ををお寄せくださった皆さま、
本当にありがとうございました!
3月11日からちょうど1ヶ月後の上演。
この公演は、私とてがみ座にとって、非常に大切な、シンボリックな公演となりました。
どうして演劇をするのか。何を伝えたいのか。様々な思いを抱きながら、一歩ずつ歩いてきました。
途中23人のお客さまの前で上演した回もありましたが、
多くの方の口コミで、後半は満員のお客さまの前で上演することができました。
重ねて、本当にありがとうございます!
てがみ座はじめての音楽を取り入れたシリーズは、
演出の前嶋ののさんはじめ、キャスト陣・スタッフ陣、
座組全員で一丸となって創り上げた公演でした。
お互いに手を伸ばし合って、心を繋ぎ合って。音を響き合わせて。
座組全員で昇っていった場所、視界いっぱいに開けた光景を、きっと忘れません。
ありがとう。出会えて良かった。心から。
今はまだうまく言葉になりません。
なんせ、返却されてきた小道具を整理するのにだって、台詞や音楽が思い返されて
ちっともはかどらないのです。
だから今日は言葉の代わりに、舞台写真を掲載いたします!
公演をご覧になった方も、気に掛けてくださった方もお楽しみいただけるといいな。
(撮影/伊藤雅章)
「これから話すのは、どこの国でもない話/すべての国の話」
「はじまりは一発の銃声」
「……どこまで行くの?」「国境の向こう。それからバスに乗って山の向こうへ」
「歌って。父さん、母さんの歌。あたしたちが誰なのか思い出す歌。
おじいちゃん、おばあちゃん、もっと先から、ずっとずっと続く歌」
「燃える 瞬く間に 空までも焼き尽くす 思い出も 歴史も 記憶も 焼き尽くす 灰と化す」
「ここには壁があって、爆撃の残骸。今はそこらじゅうこんなだから、別に珍しくもないけど、
ま、この壁がなんだったかっていうと、教会。村にたった一つの」
「あんたさ、今度将校さん連れてきてよ。あんたと違って役に立つ人」
「夜の底が仄白い。白夜のように。遠い朝を待つ、人の死を数えて」
「線を一歩跨ぐ それだけ 今夜、闇の中で」
「遠くへ、もっと遠くへ」
「線の向こうの夜が更ける。マルタはオルガへ手紙を書く」
「星がめぐるかぎり、生まれ来る朝」
「紅い焔が空を燃やし 黒い煙が空を塞いだ 白い灰が大地を覆う」
「とにかくさ、証言するから。あんたのこと出してやるから」
「私たちの故郷 生きていく、ここで 離れてもきっと 再び還る」
「終着駅まで行くんです。小さな駅なんですってね」
「すいません。丘の上ってどこですか?」
「よお。あんた誰だ?あの子らと同じ匂いがするな」
「国境のほとり、境目で ただ在り続けるだけの場所」
【この頁掲載のすべての写真】
撮影:伊藤雅章
演出:前嶋のの(思考動物)
舞台美術:杉山 至+鴉屋 ( 六尺堂 )
照明:千田 実 (CHIDA OFFICE)
衣装: 吉田健太郎 (yu-GEN CRaFTS)
出演:井上一馬(イッツフォーリーズ)/大場泰正(文学座)/勝部祐子(イッツフォーリーズ)/
関根好香(思考動物)/大西玲子/龍田知美(T1Ploject)/神保良介/宮本翔太(椿組)/
和田真季乃/箱田暁史(LA・TATAN舎)/福田温子(てがみ座)/冨田泰代/今泉舞
支えてくださった皆さま、本当にありがとうございました!!
「線のほとりに舞う花を」all members 2011.4.18
日程中は余震もありましたが、上演中は一度も余震が起こりませんでした。
雨も降らず、穏やかな快晴の中で、飛鳥山の桜が美しく咲くなかで上演できました。
ご観劇いただいた皆さま、また心ををお寄せくださった皆さま、
本当にありがとうございました!
3月11日からちょうど1ヶ月後の上演。
この公演は、私とてがみ座にとって、非常に大切な、シンボリックな公演となりました。
どうして演劇をするのか。何を伝えたいのか。様々な思いを抱きながら、一歩ずつ歩いてきました。
途中23人のお客さまの前で上演した回もありましたが、
多くの方の口コミで、後半は満員のお客さまの前で上演することができました。
重ねて、本当にありがとうございます!
てがみ座はじめての音楽を取り入れたシリーズは、
演出の前嶋ののさんはじめ、キャスト陣・スタッフ陣、
座組全員で一丸となって創り上げた公演でした。
お互いに手を伸ばし合って、心を繋ぎ合って。音を響き合わせて。
座組全員で昇っていった場所、視界いっぱいに開けた光景を、きっと忘れません。
ありがとう。出会えて良かった。心から。
今はまだうまく言葉になりません。
なんせ、返却されてきた小道具を整理するのにだって、台詞や音楽が思い返されて
ちっともはかどらないのです。
だから今日は言葉の代わりに、舞台写真を掲載いたします!
公演をご覧になった方も、気に掛けてくださった方もお楽しみいただけるといいな。
(撮影/伊藤雅章)
「これから話すのは、どこの国でもない話/すべての国の話」
「はじまりは一発の銃声」
「……どこまで行くの?」「国境の向こう。それからバスに乗って山の向こうへ」
「歌って。父さん、母さんの歌。あたしたちが誰なのか思い出す歌。
おじいちゃん、おばあちゃん、もっと先から、ずっとずっと続く歌」
「燃える 瞬く間に 空までも焼き尽くす 思い出も 歴史も 記憶も 焼き尽くす 灰と化す」
「ここには壁があって、爆撃の残骸。今はそこらじゅうこんなだから、別に珍しくもないけど、
ま、この壁がなんだったかっていうと、教会。村にたった一つの」
「あんたさ、今度将校さん連れてきてよ。あんたと違って役に立つ人」
「夜の底が仄白い。白夜のように。遠い朝を待つ、人の死を数えて」
「線を一歩跨ぐ それだけ 今夜、闇の中で」
「遠くへ、もっと遠くへ」
「線の向こうの夜が更ける。マルタはオルガへ手紙を書く」
「星がめぐるかぎり、生まれ来る朝」
「紅い焔が空を燃やし 黒い煙が空を塞いだ 白い灰が大地を覆う」
「とにかくさ、証言するから。あんたのこと出してやるから」
「私たちの故郷 生きていく、ここで 離れてもきっと 再び還る」
「終着駅まで行くんです。小さな駅なんですってね」
「すいません。丘の上ってどこですか?」
「よお。あんた誰だ?あの子らと同じ匂いがするな」
「国境のほとり、境目で ただ在り続けるだけの場所」
【この頁掲載のすべての写真】
撮影:伊藤雅章
演出:前嶋のの(思考動物)
舞台美術:杉山 至+鴉屋 ( 六尺堂 )
照明:千田 実 (CHIDA OFFICE)
衣装: 吉田健太郎 (yu-GEN CRaFTS)
出演:井上一馬(イッツフォーリーズ)/大場泰正(文学座)/勝部祐子(イッツフォーリーズ)/
関根好香(思考動物)/大西玲子/龍田知美(T1Ploject)/神保良介/宮本翔太(椿組)/
和田真季乃/箱田暁史(LA・TATAN舎)/福田温子(てがみ座)/冨田泰代/今泉舞
支えてくださった皆さま、本当にありがとうございました!!
「線のほとりに舞う花を」all members 2011.4.18
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