「青ひげ公の城」への招待。 [脚本]
気持ちいい天気のゴールデンウィークだったね。
私は、脚本を書いて書いて、自転車に乗って、書いて、熱を出して、書いて、
というような日々でした。基本的には、自主缶詰だったの。
挙句に熱を出し……舞台行けなかった友達へ、ごめんなさい……
自転車はね、多摩川サイクリングロードを川下から二子玉川まで走ったよ!
風が強いのでした。とっても。
大田区側は道が舗装されていて走りやすいのに、ふつっと途中で途切れちゃうのね。
川崎側に渡って対岸を走ると、舗装されていない箇所がところどころあったり。
花が咲いて空が広くて、気持ちよかった!視界が広くて。
でも混みすぎ!野球とかサッカーとかバーベキューとか、河川敷はもうぎゅうぎゅうに大混雑。
もっとサイクリングロードに詳しくなればな、ここ渡れば走りやすい、とかあるんだろうな。
二子玉川のCHICHI CAFEでごはん。
CHICHI CAFEは和風ドライカレーがほんとうに美味!もし訪れる機会があったら、ぜひ食べてね。
今度は、二子玉川を基点に上流に行きたいなぁ……
ゴールデンウィーク中の自主缶詰は、
『青ひげ公の城』の脚色執筆に充ててました。
これは、てがみ座ではありません。外注でいただいているお仕事。
********************************
リオフェス2010 第四回岸田理生アバンギャルドフェスティバル
青蛾館 25周年記念作品
『青ひげ公の城』
原作:寺山修司『青ひげ公の城』/岸田理生『悪徳の栄え』
脚色:長田育恵(演劇ユニットてがみ座)
演出:青蛾
美術:宇野亜喜良
7月 1日 19:30
2日 14:00 / 19:30
3日 14:00 / 19:30
4日 14:00
劇場:座・高円寺1
********************************
寺山修司さんの名作『青ひげ公の城』を、岸田理生さんのリオフェスにて上演するというこの企画、
『青ひげ公の城』に、岸田理生さんの『悪徳の栄え』のエッセンスを加え、再構築するという試み。
主宰は、理生さんの寵愛を受けた唯一無二の存在感を誇る女優、野口和彦さん。
この舞台の脚色を担当することとなり、
寺山修司さん、岸田理生さんのテクストと向き合い続ける日々。
アングラというディープな世界、でも寺山さんのコトバはどこまでも澄んでいる。
向き合えば向き合うほど、深さが増すの。
『悪徳の栄え』は、もともとは1988年に実相寺昭雄監督が撮影した映画。
岸田理生さんのテクストは、この映画のシナリオ。
もちろん根底にはマルキ・ド・サドの『悪徳の栄え』があり、劇中劇という形で出てきます。
世界感も時代設定も、感触も全く違うこの二つの作品を、
どういう形で融合させるか。
大きな難問です。
でも、丹念に読んでいくと、小さなリンクはいくつも見つかる。
二つの作品に流れる思想も。叫び声も。
同じ言葉が聞こえる。
けれど二つの川は全く別な地平へと流れていく。
これは男性と女性の思想の違いだろうか。
寺山修司と岸田理生。
時代の先端に立って、自らの生を駆け抜けた二人。
全魂を込めて書かれたことばに向かい合う日々。
ああ、魂が抜けそう。
明日はね、藤沢へ。石原美か子さんの元へ。
井上ひさし先生の戯曲から、平和に関するテクストをひろって
夏に開催される「非戦リーディング」で上演する……という動きがあり……
その準備段階の作業。
ここ数日は、先生のことばにも向かい合っていて。
「きらめく星座」「太鼓たたいて笛ふいて」「闇に咲く花」「父と暮せば」……
今も、思い浮かべると泣きたくなってしまう
「心に残るあのシーン」の数々を丁寧に拾いあつめる……
コトバに触れること。
コトバの力。
コトバで言い現される、思想。
違う、逆だね。
コトバが豊かだから、思想が豊かになるんだ。
5月。
コトバの森の中で深呼吸してみる。
飛び込んでみる。
『青ひげ公の城』への旅は、まだ途中。
私は、脚本を書いて書いて、自転車に乗って、書いて、熱を出して、書いて、
というような日々でした。基本的には、自主缶詰だったの。
挙句に熱を出し……舞台行けなかった友達へ、ごめんなさい……
自転車はね、多摩川サイクリングロードを川下から二子玉川まで走ったよ!
風が強いのでした。とっても。
大田区側は道が舗装されていて走りやすいのに、ふつっと途中で途切れちゃうのね。
川崎側に渡って対岸を走ると、舗装されていない箇所がところどころあったり。
花が咲いて空が広くて、気持ちよかった!視界が広くて。
でも混みすぎ!野球とかサッカーとかバーベキューとか、河川敷はもうぎゅうぎゅうに大混雑。
もっとサイクリングロードに詳しくなればな、ここ渡れば走りやすい、とかあるんだろうな。
二子玉川のCHICHI CAFEでごはん。
CHICHI CAFEは和風ドライカレーがほんとうに美味!もし訪れる機会があったら、ぜひ食べてね。
今度は、二子玉川を基点に上流に行きたいなぁ……
ゴールデンウィーク中の自主缶詰は、
『青ひげ公の城』の脚色執筆に充ててました。
これは、てがみ座ではありません。外注でいただいているお仕事。
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リオフェス2010 第四回岸田理生アバンギャルドフェスティバル
青蛾館 25周年記念作品
『青ひげ公の城』
原作:寺山修司『青ひげ公の城』/岸田理生『悪徳の栄え』
脚色:長田育恵(演劇ユニットてがみ座)
演出:青蛾
美術:宇野亜喜良
7月 1日 19:30
2日 14:00 / 19:30
3日 14:00 / 19:30
4日 14:00
劇場:座・高円寺1
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寺山修司さんの名作『青ひげ公の城』を、岸田理生さんのリオフェスにて上演するというこの企画、
『青ひげ公の城』に、岸田理生さんの『悪徳の栄え』のエッセンスを加え、再構築するという試み。
主宰は、理生さんの寵愛を受けた唯一無二の存在感を誇る女優、野口和彦さん。
この舞台の脚色を担当することとなり、
寺山修司さん、岸田理生さんのテクストと向き合い続ける日々。
アングラというディープな世界、でも寺山さんのコトバはどこまでも澄んでいる。
向き合えば向き合うほど、深さが増すの。
『悪徳の栄え』は、もともとは1988年に実相寺昭雄監督が撮影した映画。
岸田理生さんのテクストは、この映画のシナリオ。
もちろん根底にはマルキ・ド・サドの『悪徳の栄え』があり、劇中劇という形で出てきます。
世界感も時代設定も、感触も全く違うこの二つの作品を、
どういう形で融合させるか。
大きな難問です。
でも、丹念に読んでいくと、小さなリンクはいくつも見つかる。
二つの作品に流れる思想も。叫び声も。
同じ言葉が聞こえる。
けれど二つの川は全く別な地平へと流れていく。
これは男性と女性の思想の違いだろうか。
寺山修司と岸田理生。
時代の先端に立って、自らの生を駆け抜けた二人。
全魂を込めて書かれたことばに向かい合う日々。
ああ、魂が抜けそう。
明日はね、藤沢へ。石原美か子さんの元へ。
井上ひさし先生の戯曲から、平和に関するテクストをひろって
夏に開催される「非戦リーディング」で上演する……という動きがあり……
その準備段階の作業。
ここ数日は、先生のことばにも向かい合っていて。
「きらめく星座」「太鼓たたいて笛ふいて」「闇に咲く花」「父と暮せば」……
今も、思い浮かべると泣きたくなってしまう
「心に残るあのシーン」の数々を丁寧に拾いあつめる……
コトバに触れること。
コトバの力。
コトバで言い現される、思想。
違う、逆だね。
コトバが豊かだから、思想が豊かになるんだ。
5月。
コトバの森の中で深呼吸してみる。
飛び込んでみる。
『青ひげ公の城』への旅は、まだ途中。
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