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本書きたちの武勇伝 [脚本]

こんばんは!お元気ですか?
早いもので、今年も今日でもうおしまい。
と、締め括ることはぜんぜんできなくて、今夜は脚本書きながらの年越しになる模様です。

今夜がんばれば……すごく単純に大きく分けたもので言うところの「起」部分が終わる。
あと二週間。年明けすぐに本番も始まるし、大変です!
よく劇作家協会で遅筆な脚本家さんの話をもう伝説として聞きます。
そりゃもう素敵な伝説です。

「稽古開始の時に、最初のト書きしか書けていない」
「書きあがるのが大抵幕が上がる6日前」
「本番中の袖にラストシーンが届けられる。幕が開いて二時間あるからその間に覚えろ!」
「推理ものでイニシャルトリックを思い付いたとのことで、一幕終わって登場人物の名前がすべて変わる。しかも犯人が誰か分からない。脚本家さんも分からないから先が書けない」……

これはもう武勇伝です!自分が切羽詰っているときなど、思わず心の支えとして聞いてしまいます。

でもそれは、遅れた責任を自ら引き受けられる方々だから、
そりゃもう許されないんだけど、ぎりぎり許されてることなのです。
少なくとも伝説としてこうして笑って語れることなのです。

あの橋田須賀子さんがいつかどこかで言っておられました、
「私は才能がなかったから、せめて絶対に締切を守る作家のなろうと思ったの」。
なんと畏れ多い(平伏)。
橋田先生と比べるまでもない私は……言うまでもありませんデス、ハイ。

倒れられないな。
今だけは、来月いっぱいまでは
咳も風邪もインフルエンザも神経性胃痛も通り過ぎていってください!

年が変わるころ、今日はもう一度書きたいと思います。
それではまたあとで。


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