真上の月 [劇場]
終わったよー!
ひとつの確かな区切り。乗り越えたもの。手にしたもの。
帰り、見上げると
真上に輝く大きな月と小さな赤い星。
光の輪が透きとおって、雲ひとつない空に溶けてく。
あまりにも澄んだ夜。
大きな道路の脇を、車が流れていく音に耳を澄ませて
コートのポケットに両手を入れて
空ばかり見ながら歩いた。
ひとつの本番が終わった夜、いつも月を見ながら帰ってる気がする。
想うことはひとつ。
いいチームと出会えて良かったな。
このメンバーとだったから巡りあえた、最高の笑顔。
一緒に働く仲間を心から誇らしく思うこと、こんな幸せって他にない。
冴え渡った、優しい夜空。
秋も終わり。
また新しい日々のはじまり。
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